お祝いごとには欠かせない「尾頭付きの鯛」
世の中いろいろな食べ物がありますが、尾頭付きの鯛ほど目出度さを感じさせるものがあるでしょうか。
結婚式やお正月など、お目出度い席には欠かせませんよね。
「おめでタイ」ということなんでしょうが、鯛は名前も姿もお祝いごとにふさわしい魚だと思います。
おせち料理のお重の中でも、ひときわ豪華に見えるのが鯛の焼き物。
初春らしい桜色の皮に真っ白な身。
上品で淡白な味わいも、お正月にいただくのにピッタリです。
おせち料理に使われる魚介はほかに、海老やブリ、田作りに使うカタクチイワシなどがありますが、その中でも主役はやっぱり鯛の焼き物。
お重の真ん中に鎮座する鯛は、田作りや海老やカズノコを圧倒する存在感です。
でもその豪華な姿の割に、ちょっと箸を付けられただけで余ってしまうことが多いのも事実。
実際、冷めた鯛の塩焼きはパサパサになっていて、あまり美味しいものではありません。
家族の箸も、その横のカズノコやホタテの焼き物ばかりに伸びていきます。
ついつい余ってしまう鯛の焼き物、でも捨てるのはモッタイナイですよね。
そこで我が家では、炊飯器で余った鯛とお米を一緒に炊いて「鯛めし」にしてしまいます。
鯛の下に昆布を敷いて、お酒、塩、薄口醤油も投入してスイッチオン。
ご飯が炊けたら昆布と鯛を取り出します。
鯛の骨を取り、身をほぐしたらご飯に混ぜるだけ。
もうひとつオススメなのは、鯛のふりかけです。
ほぐした鯛の身を鍋で炒り、醤油とみりんで味付け。
これもカンタン、すぐにできます。
時間が経って誰も箸をつけなくなった鯛の塩焼きも、美味しく生まれ変わりますよ。
毎回こんなふうにリメイクされる鯛ですが、やっぱり最初は尾頭付きの塩焼きでないと。はじめに豪華さを堪能し尽くしてから、最後に美味しくいただくというのが、我が家流です。
